悪徳業者を見極める上で最も確実で手っ取り早いのは、「自社のショールームを完備しているかどうか」です。
ショールームを維持できるような安定した経営をしているということは、仕事にそれなりの評判を得ている業者であると判断できます。
規模の小さい業者ではショールームを持っていない場合もありますが、見積もりの際にサンプルを持参してくれるならある程度信頼できる業者と言えるでしょう。
ショールームもサンプルも、お客さんに「このような質感に仕上げてくれるんだ」という期待を持たせるものですので、その期待に応えるような仕事をしてくれる業者であると考えることができます。
サンプルすらも用意せず自社の施工レベルを明らかにしない業者は、仕上がりにクレームが来ることを想定している悪徳業者である可能性が高いので避けたいところです。
フロアコーティング業界には空前のブームが起こっています。つまり、利益を上げるために多くの業者が参入しては消えていくことが予想されるのです。数多くの業者の中で悪徳業者を見抜くには、フロアコーティングの業務をどれくらいの年数行っているのか、従業員は何名いて事業所はどこなのかなど、その業者に関する詳細を知ることが重要です。もし会社設立から日が浅いのであれば、かなり慎重に考慮しなければなりません。
従業員の人数が1~2人などあまりに少ない場合は、事務作業や現場作業を兼務しながら業務を行っていることが伺えます。悪徳業者ではないとしても、あまりに少ない従業員数では施工技術不足や雑な作業結果を生みやすいので注意が必要でしょう。
また、事業所が小さいアパートや団地の一室である場合も要注意です。 安い費用で入居でき、転居も容易な場所を事業所としているなら、粗悪な作業で利益を上げてすぐに引き上げる予定の悪徳業者の可能性があります。